人工授精で産み分けたい…ピンクゼリーは使えるの?

不妊治療を受けている、または迷われている方たちは、赤ちゃんを授かりたくてつらい治療に臨んでいます。
そんなご夫婦が「男の子がほしい」「女の子がほしい」と産み分けを希望することに対して、世間では厳しい声もあるかもしれません。

しかし、どんな家庭にだって思い描く家族計画があってどちらかの性別を望むことは、自然妊娠の夫婦となんら変わりはありません。
今回は、人工授精での産み分けについてご紹介します。

ピンクゼリーは人工授精でも効果はある?

そもそも人工授精とは、採取した精液から良質な精子を取り出し、排卵に合わせて子宮内に注入するという方法です。
受精までの過程だけで見ると、自然妊娠とちがうところは精子が直接子宮内に注入されるということ。つまり、人工授精では精子は膣内を通過しないのです。

一方ピンクゼリーは、膣内を酸性の状態にする効果があります。女の子のもととなるX精子は、膣内が酸性の環境だと活発に活動するので、ピンクゼリーを使用すると女の子を妊娠しやすくなるのです。

つまり、ピンクゼリーは膣内環境を整えることで産み分けるという方法ですが、膣内を通りすぎて子宮内に精子を注入する人工授精にとっては、膣内環境は無関係なのです。
そのため、人工授精でピンクゼリーやグリーンゼリーを使ったとしても効果は全くありません

人工授精で産み分けはできないってこと?

安心してください。人工授精でも産み分けをする方法はあります。その名も『パーコール法』。
これは、本来は産み分けのための方法ではありません。先ほどの人工授精の説明で少し触れましたが、人工授精では採取した精液の中から良質な精子を取り出します。

これを『精子調整法』といいます。パーコール法はこのうちの1つで、精子を取り出す過程で産み分け効果が期待できるのです。

パーコール法でどうやって産み分けるの?

X精子はY精子よりも重いという特徴があります。そのため、精液を遠心分離器にかけると、未熟な精子は上澄みに集まり、X精子は下の方に溜まります

この精子を採取して受精させることで、女の子の産み分け効果が期待できるのです。そのはっきりとした成功率はわかりませんが、60~70%の確率で女の子を産み分けられるといわれています。

まとめ

精子を直接子宮内に注入する人工授精では、膣内環境を整えるピンクゼリーの産み分け効果は全くありません

そのかわり、人工授精では、精子の重さの違いを利用したパーコール法という産み分け方法があります。不妊治療での産み分けをお考えの方は、パーコール法を実施している産婦人科に一度相談してみましょう。